2017年4月16日、情報セキュリティマネジメント試験を受験しました。
情報セキュリティマネジメントは情報処理技術者試験に平成28年から新たに加わった資格区分です。
情報処理技術者試験は、数年前に応用情報処理、データベーススペシャリストを取得してからは勉強する機会がなかったのですが、新しい区分であるということと、システムのユーザーとして情報セキュリティについて理解深めることができると考えて挑戦しました。
試験の難易度としては基本情報処理記述者試験と同レベルか、少しやさしい、という印象です。
勉強方法としては情報セキュリティマネジメントの教本1冊を全体を通して3回読みました。
平成28年度からスタートした試験であるので、過去問はあまりないですが、ほかの資格区分と共通の部分もあるので、教本に掲載されている例題などを解けば大体問題の傾向はわかると思います。
数年のブランクがあるとはいえ、応用情報処理やデータベーススペシャリストなどで勉強していたため基礎的な知識があったこともあり、通勤時間に本を読む以外にはほとんど勉強していません。
試験の結果は午前・午後ともに85%以上正解で合格しました。
情報処理技術者試験で基本情報処理以上の難易度の試験を合格した方であれば、それほど難しく感じない内容だと思います。ただし、マルウェアの名称や様々な機関の名称など、全く勉強していないと答えられないような知識を問う問題も多いので、教本は読んで知らない用語は暗記する必要があります。また、それほど難しくない試験ではあるものの、実際の仕事や生活においても知っていて損はない内容だと思いますので、受験する価値はあると思います。
因みに、この試験を受験して約1か月後にランサムウェアによる被害が世界的に広がりニュースになった際は、「情報セキュリティマネジメントの試験で覚えたやつだ!」となんとなく感慨深い気持ちになりました。
もしも自分のPCが被害にあったとしても、その存在や対応策を勉強して知っていれば落ち着いて行動できます。PCやスマホなどの情報機器や、個人情報や機密情報などを取り扱う仕事をされている方にはおすすめの資格だと思います。
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