2017年9月3日にQC検定の2級と1級を併願で受験してきました。
当日の時間割は2級が午前中10:30~12:00(90分)で、1級が13:30~15:30(120分)でした。
1.事前の勉強について
事前の勉強は7月の上旬ごろから初めて、100時間以上はしていたと思いますが、直前に1級の過去問を3周して、大体過去問であれば解けるという状態でした。
2級の範囲は1級の範囲に含まれていますので、特に2級のための勉強というのはしていませんでした。
2.QC検定2級について
当日は2級の試験は特に分からなくて止まってしまうということもなく、時間内に解いてもう1回全問見直して、まだ10分程度は余裕があるという状態でした。
9月5日に発表された基準解答で自己採点したところ、2級は97問中93問正解でした。手ごたえとしては「もしや全問正解では!」と思っていたので、意外と間違えていたんだな。。。という結果ですが、まず間違いなく合格の基準(70%以上)はクリアできていると思います。
2級に関しては、計算問題も統計学の基礎がわかっていればそれほど難しい問題ないもなく、また、実践編についても品質に関係する仕事をしている人であれば、ある程度の点はとれるかな、という内容だと思います。
自分の場合は今年の6月に統計検定2級を受験していたので、統計についてある程度アドバンテージがあったと思います。統計の範囲としては、統計検定2級+実験計画法という感じでしょうか。統計検定2級はちょっとひねりの効いた問題や、大学受験っぽい問題がでますが、QC検定2級は基本的なことを理解していれば割と素直に解ける問題しかでないので、ちゃんと勉強していれば合格できる内容だと思います。
3.QC検定1級について
1級の試験は、直前の勉強では過去問も初見の問題はなかなか解けなかったので自信がなかったのですが、午前の2級がスイスイ解けてしまったがために、1級も同じような感覚で解けるはずだと錯覚してしまったのか、1問目でさっそく止まってしまい、「やばい!わからない!」と軽くパニックになってしまいました。
当初は手法分野と実践分野は分かる問題からさっさと解いて、論述問題に時間を使うつもりだったのですが、一々分からない問題がある度に時間をかけてしまい、気づいたら残り20分で記述は手つかずの状態。しかも、まだ手法編で解けていない問題がある。ということで、「もう1級は無理だ!記述は捨てて準1級狙いで行こう!」と考えて、手法編の分からない問題に時間を使い、最後10分になったところで、「もうどれだけ考えても無理だ!」と手法編に見切りをつけて記述へ。記述は自分の役割とかを5行くらい書いたところで終了となりました。。
基準解答で自己採点したところ、手法編は51問中34問正解(66.7%)、実践編は48問中38問正解(79.2%)でした。ということで、以下の準1級の基準はクリアできているかと思います。問題によって配点が違ったりすれば不合格になる場合もありそうですが。せめて準1級には合格していてほしいです。。
一次試験(手法分野、実践分野):各分野の得点が概ね50%以上であること。及び、総合得点(手法分野+実践分野)が概ね70%以上であること。
1級の敗因はやはり時間配分だと思います。全問スラスラと解くというのは相当勉強して理解できていないと無理なので、多少解けない問題があっても冷静に時間を見ながら進めていくということが重要かと。あとは、多変量解析は主成分分析か判別分析だろうと思って勉強していて、まさかクラスター分析が出るとは思ってなかった。。大問丸ごと分からない問題がでると焦るので、範囲は一通り勉強しておかないといけないなと痛感しました。
あと、2級と1級を併願する場合はお昼を挟んで試験になりますので、昼飯は持参しておいたほうがよかったなと思いました。当日、土地勘のない試験会場の周辺でご飯屋さんを探してうろうろして、結局コンビニで買って会場で食べたのですが、昼の間も少しでも復習にあてられたらよかったなと。
次回試験は2018年3月18日予定なので、今回の失敗の要因を考えながら、勉強方法等は今後ブログに書いていきたいと思います。
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