中小企業診断士の二次試験の結果が届きました。
以前の記事で、「来年も挑戦することになりそう」と書きましたが、ありがたいことに合格しておりました。
結果と口述試験の対策や様子について書いていきたいと思います。
一次試験と二次試験の対策については以下の記事に書いているので興味のある方はそちらを参照ください。
http://phmuscle.com/2022/11/04/smec_exam_2022/
1.二次試験の結果
二次試験の筆記試験は受験後は不合格ではないかと思っていましたが、結果は合格でした。
大手の資格予備校のTACが公開している二次試験の模範解答集の全体講評で、
”「うまく対応できなかった」失敗した」という印象を持っている方はすくなくないでしょう。しかし、合格者の多くは「合格するとは思っていなかった(発表を見て驚く)」というのがこの試験です”
と記載されておりましたが、まさにそのような感覚です。
筆記試験の結果は以下の通りです。
事例4が特にできなかった印象だったのですが、意外と60点以上を取れていました。
得点しやすい問題に高く配点されたのかもしれません。
また、事例3はが60点未満なのは意外でした。
事例3も苦戦はした印象はありましたが、60点は取れていそうだと思っていたので、
自分が点数を取れると思っていた回答が、認められなかったのかもしれません。
二次試験の筆記は、たとえ全く解けない問題があっても、部分点がもらえたり、配点で救われたりすることもあるようなので、
とにかく諦めずに出来る限りの回答を書くことが大事だと思いました。
2.口述試験対策
筆記試験に合格すると、口述試験の案内が送付されてきます。
今年度は1月12日に筆記試験の合格者がホームページで発表され、
口述試験は1月22日(日)にありました。
筆記試験の合格を知ってから口述試験までの期間が短いので、
「不合格だろう」と思っていた人は、口述試験の対策は慌ててすることになります。
色々なブログを見ると、「口述試験は殆ど合格する」「沈黙さえしなければ大丈夫」「普通にコミュニケーションが取れれば合格する」「対策はいらない」などと書いてあるものがあります。
確かに、合格率は99%以上なので、難しい試験ではないですが、ある程度の対策は必要だと思います。
というのも、口述試験は二次試験の事例にそって、
「事例〇について、~な場合は、中小企業診断士としてどのように助言をされますか?」
というような質問をされます。
口述試験の対策を全くしない場合、筆記試験から数か月経過して、問題の内容など全く覚えていない状態で、
突然、上記のような質問をされるわけです。
私だったら頭が真っ白になって、言葉に詰まってタブーとされている”沈黙”をしてしまうのではないかと思います。
うまく切り抜ける自身があるコミュニケーション能力に長けた人は良いのかもしれませんが、
私としては問題文の読み込みと資格予備校が公開している模範解答などを確認しておくことをおすすめします。
私は予備校の解答と解説を前日に丸一日かけて読み込んで試験に挑みました。
口述試験の会場でもほとんどの人が何らかの教材をもって予習に励んでいます。
全く対策をせずに会場に行って、周囲の空気に飲まれないためにも、ある程度の対策をしていくことをおすすめします。
3.口述試験の内容
私は東京の会場で口述試験を受けました。
数分単位で試験時間が決められており、試験時間の30分前には受付をする必要があります。
私は余裕をもって試験時間の45分前に会場に到着しました。
なお、口述試験は予備日などはありませんので、体調管理と絶対遅刻しないことが大事だと思います。
コロナなどにかかって受験できないと、翌年は筆記試験からやり直しになってしまいます。
会場では受付時間前の人向けの大きな待合室があり、待合室では教材などを出して予習が可能です。
東京会場は大学の大きな講堂のような部屋で、多くの人が勉強をしながら受付の時間も待っていました。
受験生の服装は99%くらいがスーツだったと思います。というか、私はスーツ以外の方は見かけませんでした。
その後、自分のグループの受付開始がアナウンスされるので、受付用の部屋に移動します。
受付用の部屋では10分くらい待ちます。その間も教材などを使って勉強が可能です。
そして最後の案内待ちの部屋へ移動します。
ここでも教材を見ることが可能です。
10分くらい待っていると、一人一人に案内係の方が付いて下さり、試験を行う部屋に誘導されます。
試験部屋の前に座って待つように指示されて、
自分の前に試験を受けていた方が部屋から出てきて、少ししたら、
部屋へ入るように言われます。
案内係の方によっては「ノックをして入室してください」などと入室の方法をアドバイスしてくださる人もいるようです。
私の案内をしてくださった方は無言でしたが。
就職活動などの際の面接のマナーと同じだと思えばよいと思います。
試験官は2名で、交互に質問をされました。
私は事例1と事例2に関する質問でしたので、ほっとしました。
事例4は自信が無かったので、助かったと思いました。
質問の詳細は覚えていないのですが、基本的には筆記試験の問題に近い質問が多かったと思います。
5問くらい聞かれたと思います。
最後に、筆記試験の与件文には書かれていなかった条件を追加されて、
「このような場合にはどのように助言しますか?」と聞かれて少し焦りましたが、
とにかく思いついたことを述べて何とか沈黙せずに乗り越えました。
何度か私の回答を修正するように誘導していただいた場面もあり、手ごたえなどは感じられませんでしたが、
「99%が合格すること」「沈黙しなければ大丈夫と言われていること」などを思うと、
コミュニケーションが取れているので恐らく大丈夫だろうという印象でした。
結果は2月1日に発表され、無事合格でした。
4.まとめ
中小企業診断士の二次試験合格できて良かったです。ホッとしました。
ただ、中小企業診断士を名乗るためには、この後3年間のうちに、15日間の実務補修を完了しないといけません。
中小企業診断士を名乗れるよう頑張りたいと思います。
コメントを残す