パーソナルトレーナーの資格(NSCA認定パーソナルトレーナー)について




筋トレが趣味で週に3~5回くらいジムに通っているのですが、友人にトレーニングについてのアドバイスを求められても答えられないことが多く、もう少し勉強して自信をもって答えられるようにしたいと考えてトレーナーの資格はないかと調べて約4年程前にNSCA-CPTの資格を取得しました。

今年が資格の更新のための継続教育活動単位の報告をする年で、久しぶりに会員ページをみたのでNSCA-CPTについて記載したいと思います。

1.パーソナルトレーナーの資格について

日本では国家資格でパーソナルトレーナーの資格はありません。民間の資格がいくつもあるのですが、以下のようなものがメジャーどころではないでしょうか。

  •   NSCA-CPT
  •   JATI-ATI
  •   健康運動指導士
  •   NESTA PFT認定

NSCA-CPTを選んだ理由は国際的な資格であり団体の母体が大きく、この資格を持ってパーソナルトレーナーとして活動されている方が多いということと、何よりも受験資格が他の試験に比べて単純であるということ、費用が比較的安く取得できるということです。

健康運動指導士は保険医療関係者と連携して運動プログラムの作成や運動実施計画を調整等を担うということで、一応薬剤師の資格を持っている自分としては魅力的に感じたのですが、講習会の受講が必須でしかも平日の数日間の講習会を6回も受けて費用も受講だけで25万円以上ということで、趣味で受けるものではないのが明白なので選択肢から外しました。

NESTA PFTは受験資格に「1年以上の実務経験」または「体育系の大学・専門学校を卒業している」または「養成講座・養成コースの受講済み」という項目があるので、養成講座の受講にかかる費用などを考えて選択肢から外しました。

JATI-ATIも受験前に養成講習会を受講する必要があり、10万円以上の費用がかかるのでやめました。

※上記の資格試験の受験資格等の詳細な条件は各資格認定団体のオフィシャルサイトでご確認ください。上記で養成講習会の受講が必須と記載しているものでも、条件に合う場合は受講を免除される場合などがあります。

NSCA-CPTの受験条件は「1.高校卒業以上または高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)合格者」かつ「2.NSCAジャパンの会員であること」「3.出願時に有効なCPRおよびAEDの認定を保持していること」のみです。

2.NSCA-CPTの取得にかかる費用

NSCAの会員になるには会費12,960円/年(社会人正会員)がかかります。また、NSCA-CPTの資格試験の費用は45,200円です。

それに加えて勉強に必要な、教科書NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識と、受験用問題集セットを購入すると2万3千円くらいかかります。

更に私は全く予備知識のない状態での受験ということで不安があったため、受験対策講座2日間を受講しましたので、+受講費用1万5千円くらい。

ということで合計するとざっくりいって約10万円ほどの費用がかかりました。

他の認定資格に比べれば費用は少ないほうとはいえ、かなりの出費です。実際にパーソナルトレーナーとして働くことを目的にしている方であれば、将来十分に回収できる費用だとは思いますが、趣味で取るには高い費用ではないでしょうか。

※費用は2017年現在のものを記載しています。




3.NSCA-CPTの取得にかかる勉強時間と難易度

かれこれ4年くらい前の話なので、明確に何時間かかったという記憶はありませんが、何点で合格というボーダーラインが明示されていない上に、かなりの費用をかけているので不合格になるわけにはいかないというプレッシャーがあり、それなりに勉強したと思います。

少なくとも2日間の講習会には参加しましたし、通勤時には自分で暗記すべき内容をスマホにメモして読むようにしていました。休日には数時間は勉強していたので、講習会の受講も合わせると30~40時間くらい勉強したのではないかと思います。曖昧な記憶ですみません。

また、私の場合は薬学部出身ということで、生理学的な内容や栄養などについてはある程度ベースとなる知識があったので、理解しやすいというアドバンテージがあったと思います。全く知識がなければもっと時間がかかったと思います。

試験の内容はかなり本格的な内容です。生理学、解剖学的な内容や、プログラムの作成、クラアイントとのコミュニケーションなどパーソナルトレーナーとして実践的な内容など、しっかり勉強しないと解けない内容が多いです。私の場合は、対策講座を受講しておいて良かったと思いました。対策講座ではスライドを印刷した資料をもらえるので、その資料をノート代わりに眺めていました。

実技の試験はないですが、DVDを見てトレーニングのフォームなどを確認する試験があるので、受験用問題集セットのDVDで勉強もしました。

また、CPRおよびAEDの認定が必要になります。赤十字や消防署など色々なところで講習会が実施されているので、一日の講習会に参加して認定を取得します。私は赤十字の講習会に参加しました(2千円くらい)。赤十字のホームページに申し込み方法などが記載されています。CPRやAEDについての知識は無駄にはならないので、受講する機会ができてよかったと思います。

4.試験当日について

私が受験した際は、紙での試験でしたが、今はCBT(コンピューターベース試験)になっているようです。

動画を見て答える試験などもあるので、CBT形式の方があっていますよね。

結構分からない問題が多くて焦った記憶がありますが、なんとか合格していました。

ノンスコアード問題(採点されない問題)などもあるので、難しい問題はみんな解けない問題だと思って平常心を保つことが大事だと思います。

5.合格後(継続学習、資格の更新)

晴れてNSCA-CPTに合格した後も、継続学習をして単位を取得する必要があります。4年に1回更新の期限となる年があり、それまでに所定の単位を取得して更新手続きを完了する必要があります。

単位はセミナーへの参加、クイズへの解答、他の区分の試験の受験などで取得できます。それぞれ費用がかかるので、必要な単位を取得するためにも、単位の取り方にもよりますが数万円の費用がかかります。

更に資格の更新料は最高で9000円(税別)、それに加えて毎年の会費がかかります。

というわけで、合格後も資格の維持のためにそれなりの費用がかかります。




6.取得のメリット

お金がかかることばかり記載してきましたが、取得のメリットとしてはやはりメジャーな資格なのでパーソナルトレーナーとしての活動をする際にある程度の知識をもっていることの証明となることとではないでしょうか。フィットネスクラブなどへの就職も有利になるのではないかと思います。

ジムで広告を出しているパーソナルトレーナーの方も多くの方がNSCAの認定資格を持っている旨を記載しています。

また、会員になることで学会誌が送られてきたりセミナーに参加できたり、勉強する環境はかなり整っています。これも大きい組織だからこそではないでしょうか。

他の資格試験で一部の講習会受講が免除される場合もあります。JATI-ATIでは事前の講習会が免除されるようです。

そのほか、カウンセリングシートや契約書のフォーマットが使えたり、営業ツールが提供されたり、有料ですがロゴ入りの名刺が作成できたり、とパーソナルトレーナーとして個人で活動する際に助かる点が多くあります。

パーソナルトレーナーとして実際に活動している方にとってはとても魅力的な特典ではないでしょうか。

 

私のように趣味で取得する場合は、話のネタにはなることと、自分のトレーニングに活かせること、専門的な勉強の機会があることくらいがメリットでしょうか。
せっかくなので、何か資格を活かした活動ができたらなぁと考え中です。