30代後半で未経験の職種への転職活動




実は今年4月から転職して、新しい職場で働いております。
37歳の時に転職活動をして、無事新しい職場でやりたい仕事に就くことができましたので、
転職活動の経験を書いていきたいと思います。

1.35歳転職限界説は今の時代では関係ない

かつては35歳転職限界説ということが言われていましたが、私が37歳で転職活動して、それは現代では関係ないなと思いました。
では、何歳までなら転職が可能なのかというと、もちろんポテンシャル採用のようなものは年齢とともに難しくなると思いますが、
技術や知識、経験があれば何歳でも転職可能と思います。
実際、今の職場は転職されてきたが多いですが、40代や50代で転職されている方も居ます。

ただ、全くの未経験の分野への転職となるとそれなりに年齢の制限はあると思います。
また、会社によっては若手が足りていないから若手を取りたいという会社もあります。
以前勤めていた会社で私も採用活動をしたことがありますが、その際は次世代を担う若手を採用するという考えでしたので、年齢は重要なファクターでした。
特にジョブ型というよりは、メンバーシップ型の雇用を重視している会社だと年齢も重要視される傾向にあるのではないでしょうか。

そういった意味で、会社側と転職者の希望がマッチすることが前提ではありますが、
今の時代は「こういった経験がある人が欲しい」「こういう専門性がある人が足りない」と言った会社側のニーズは多く、
雇用の流動性が高い業界であったり、ジョブ型雇用に移行しつつあるような会社であれば、年齢は昔ほど重視されないように思います。

2.転職活動を始めるきっかけ

転職を活動を始めたきっかけは前職での転勤の話です。
それ以外にも理由は色々とありますが、トリガーになったのは転勤話だと思います。

ちょうど管理職に昇格させてもらい、これからだと意気込んでいた時期で、
自分がマネジメントする組織をどのように良くしていくか、色々と考えていたのですが、
そのタイミングで転勤の話があり、自分の未経験の領域での仕事をすることになることが分かりました。

その会社でキャリアを積んでいく上では、とても意味のある転勤だと思いましたし、
経験を広げるチャンスとして前向きに捉えてはいたのですが、
やはり自分が描いていたビジョンが大きく変わることにショックを受けたのと、
あまり会社側から動機付けされるようなことが無く、「会社からの期待は薄いのかも知れない」というように感じた部分もありましら。
こんなことを言うと、「管理職になってまで会社に動機付けしてもらおうと思うな!」と叱られてしまうかもしれませんが、
やはり、モチベーションを維持できる何かがあれば、また感じ方が違ったようにも思います。

心に迷いが生じた中で、同年代の友人と話していると、
「転職も視野に入れたらどうか」ということを言われ、
確かに、転勤して新しい領域で新しい職場のメンバーと働くのであれば、
転職するのもありかもしれない、と考えるようになりました。

3.転職活動

転勤して働く未来が必ずしも悪いものではないと考えていたので、
それほど積極的に転職活動をする気持ちもありませんでした。

友人達の多くはビズリーチに登録しているという話を聞いたので、
試しにビズリーチに登録してみて、どんな可能性があるか見てみようと思いました。

ビズリーチに登録する際に、希望の業界や職種として、前職でしていた品質保証関連の仕事ではなく、
DX関連やコンサル業界を志望として登録しました。
というのも、元々SEとしての経験があって、品質保証の仕事をしており、
もっとITの力を駆使すれば効率化できる部分が山ほどあると感じていましたし、
システム導入プロジェクトなどを横目に見ていて、知識や経験が無い人が苦労して、今一なシステムを導入してしまう状況に歯がゆさを感じていたということがあり、
自分のSEの経験と品質保証関連の経験を活かして、DX推進等に貢献できないかと考えたためです。

また、品質保証の業務を引き続きするのであれば、今の会社で働けばその仕事はできるので、
わざわざ転職しなくてもいいと思っていたというのもあります。

ビズリーチに登録して、始めは職歴なども大雑把にしか入力していなかったので、
転職エージェントの方からのメッセージが多かったです。
その後、詳細な経験や資格などの情報を書き込んでいくと、
企業から直接のメッセージが増えてきました。

企業からのメッセージなんて滅多に来ないのではないかと思っていましたが、
意外と有名企業からメッセージをもらえて、
自分が思っているよりも、自分の市場価値って高いのかもしれない、と思うようになりました。

その中で、現在勤めている企業からのメッセージがあり、
システム系の仕事でかつ、これまでの経験を活かせる仕事であるということで、
「これを逃したら、こんなドンピシャなオファーは来ないだろう!」と思い面談をすることにしました。

そして面談の結果、もうその会社で働きたいという気持ちが固まって、
その会社一本で面接を受けて、有難いことに内定をいただいた転職活動を終えました。

4.転職エージェントについて

企業との直接のやり取り以外に、ビズリーチで連絡をくれた転職エージェントの中で、
気になる求人を紹介していた会社2社と面談しました。

1社目は、電話での面談をするとのことで電話でお話したのですが、
若い女性の担当者さんが、平たく言うと「あなたの経歴ではこの業界で転職できるところは無い」ということを言って、
「まぁ、ご希望に合うような求人があれば紹介しますね」と言われて終わりました。
早口でまくし立てられて、可能性が無いというようなことを言われて正直結構凹みました。
ただ、今思えば「自分の希望に合う職種で、可能性があれば転職したい」という伝え方だったので、
エージェントの方からすれば「やる気がない、金にならない」と判断されたのだと思います。
案の定、その会社から紹介される求人は全て自分の希望とはズレており、その後は連絡を取ることはありませんでした。

もう1社は、Zoomでの面談をして、2名の担当者の方がついて下さりました。
「業界としては未経験になりますが、ご経験からは十分可能性はあると思います。いくつか候補となる企業に履歴書を送って感触を聞いてみます。フィードバックがあればお伝えしますね。」
と、とても感じのよい対応をしてくださいました。
更に、コンサル業界の複数の企業に話をしてくださり「経歴的には問題ないから面接に進むことが出来るがどうか」という提案ももらいました。
結局、今の会社での採用が進んでいたこともあり、お断りしてしまったのですが、
エージェントによって全然対応が違うということを思い知りました。

そういえば、前職への転職をした際も、
始めのエージェントと合わず全然面接までも進まなかったのに、
同僚に紹介してもらった別のエージェントに担当してもらったら、どんどん面接に進めることがあり、
内定をもらった複数の企業で悩んでいるときも、一緒に考えて、どちらの会社が私のキャリアにとって良いかアドバイスをくれたりしました。

なので、エージェントを通して転職する場合は、
エージェントのやる気や能力、業界内で顔が効くかなどが非常に重要になってきます。
エージェントの担当者にもやる気になってもらえるように自分を売り込みつつ、
相手の能力を見極めて、ダメなら担当を変えて貰ったり、複数の会社のエージェントと合って自分に合う担当者を見つけるのが大事だと思います。

5.資格について

人によっては、独占業務ではないような資格は持っていてもあまり転職活動に有利に働かない、と考える人もいると思います。
採用担当者が資格をまったく重視しない人であれば、そうなると思いますが、
私の場合は、今回の転職では資格を保有していることが少なからず有利に働いたと思います。

前職の職種とは異なる職種での転職となると、経験とやる気だけでは採用する側も計りきれないところがあると思います。
私の場合は、情報処理関係の資格をいくつか持っていることもあり、一定以上の知識は持っていることを認めていただけたと思います。
面接の際にも「〇〇の資格を持っていらっしゃるので、知識に関しては大丈夫だと思っています」というようなコメントをいただきました。

また、前職で自分が面接官として採用する側の仕事をしていたこともありますが、
やはり自分が知っている資格を持っていると「最低でもこのレベルの知識は持っている」ということが分かりますし、
仮に知識自体は忘れてしまっていても、そのレベルの資格に合格出来るだけの努力をする力はある、向上心がある、学力がある、ということはその人の評価のプラスになります。
「資格がある=仕事ができる」とはならないですが、少なくともプラスの要素として、採用する側の安心材料の1つになるのは間違いないと思います。




4.まとめ

30代後半は会社によっては下手をすると「若手」と言われてしまうくらいで、
まだまだこれから働き盛りという評価をされることも増えていると思います。

今の職場でのキャリアに悩んでいる人は、試しにビズリーチなどの転職サイトに登録してみて、
どのような可能性があるか見てみるのもいいのではないでしょうか。

企業にとっても、雇用の流動性が増した方が良い面も多く、最近は採用活動が活発だとも聞きます。
雇用される側にとっても、会社にとっても、良い転職ができてWinW-Winの関係になれる人が増えると良いと思います。

中小企業診断士令和4年の二次試験を受けてきました




中小企業診断士の2次試験を受けてきました。
結論から言うと、たぶん来年も挑戦することになりそうです。
(ひょっとすると合格している可能性も0ではないかも、と一縷の望みも捨てていませんが)
反省点や勉強法などについて書いて行きたいと思います。

1.一次試験突破

中小企業診断士は一次試験は科目合格という制度があって、7つの科目のうち合格した科目は翌年、翌々年まで免除を受けることが出来ます。
また、関連する国家資格を持っていることによって、科目の免除を受けることも可能です。

私の場合は、「経営情報システム」については、システム監査技術者の資格を持っていることで免除を受けられました。
情報処理技術者試験のなかで、応用情報処理以上の資格を持っている場合は免除を受けられるようです。
(一部のスペシャリスト資格は免除の対象外のようですので、受験の際には確認された方がよいと思います。)

私は昨年の春ごろからSTUDYingの2022年対応の1次試験2次試験合格スタンダードコースに入会して勉強して、
昨年に一次試験の「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運用管理」は合格しており、
今年は「経営法務」と「中小企業経営・政策」のみ受験して合格しました。

正直言って、昨年の受験は「1科目でも受かれば儲けもん」くらいの精神で受験したので、
4科目も合格して驚いた。という状態でした。
勉強もSTUDYingの一次試験対策の動画を一通り見て、一次試験対策の問題集をザっと一通りやった程度でしたので、
「企業経営理論」や「運用管理」についてはそれまでの知識で多少知っている部分があったので、うまくいけば合格できるかと思っていましたが、
「経済学・経済政策」「財務・会計」については運が良かったとしか言いようがないと思います。
選択式の試験はこうやって運が味方をしてくれることがあるので、自信が無くても受けるだけ受けるというのは大変意味があることだと思います!

一方で、今年合格した「経営法務」と「中小企業経営・政策」は、昨年は全然ダメだったので、
「今年こそは合格したい」と思って結構しっかり勉強していて、
STUDYingの一次試験対策の問題集を3周ずつくらい説きました。
それでも結果は7割前後の得点だったので、この2科目は私にとっては苦手な領域だったのだと思います。

いずれにせよ、一次試験の突破だけであれば、STUDYingでしっかり勉強すればいけるような気がします。
私はSTUDYingを使い切れてはいなかったと思いますが、より深くまで学びたい方でも満足いくサービスなのではないかと思います。

2.二次試験対策

二次試験対策はまずは事例ivの勉強として以下の問題集を使って勉強しました。
この問題集では重要度に応じてA,B,C,Dと過去問をカテゴリー分けして掲載してくれており、
当初は全ての問題を解くつもりでしたが、体力が持たずとりあえずAの問題だけ3回繰り返して解きました。

それ以外の科目については、以下の問題集と参考書を使いました。
問題集は掲載されている過去問2年分を2回ずつ解いて、あとは巻末にある与件文無しの問題が科目ごとに10題ずつ載っているので、それを3回解いてみるとということを行いました。

始めはどういう風に回答をまとめるべきかわからなかったので、ほとんど解答を書き写す”写経”状態ではありましたが、
写経を繰り返しているうちに、文の組み立て方や、だいたいどんなことを書けばよいのか、というところは掴めていった気がします。

3.二次試験は事例ivが鬼門

事例ivには特に力を入れて対策をしていたつもりでしたが、やはり本番で一番ダメだったのは事例ivでした。
それ以外の科目は、まだ評価結果が出ていないので何とも言えませんが、とりあえず全問解答を書くことはできましたし、
自信がない問題も「部分点くらいはもらえるのではないか」と思うことが出来ました。

一方で事例ivは正味現在価値とかを求めて投資の評価を行う問題は時間が無くて白紙となりました。
それ以外の問題も、中古車販売などを行う企業が与件文で出てきたのですが、
過去問で似たような問題は解いていても、一般的な製造業などが対象となる問題ばかりやっていたので、
中古車販売の時の考え方が自信が持てず、時間がかかってしまいました。

更には、一問目の経営指標評価については、問題集では「収益性」「効率性」「安全性」の指標で解く方法が載っていたので、それらの代表的な指標だけを覚えていったのですが、
問題文に「『生産性』に関する指標を1つは書け」となっており、面喰ってしまいました。

明らかに人件費とか広告費とかが高くて、確かに「生産性」に問題があるのは分かるのですが、
指標を知らない!という悔しさ。
苦し紛れに架空の指標を生み出し記入しましたが、第一問目から喰らってしまった感じがありました。

やはり、思い起こすと事例ivは全然ダメだったので足切りの4割もクリアできないと思います。
一番頑張って勉強したのに、まだまだ足りないとは。。向いていないのでしょうか。
このあたりは普段の仕事で会計などの領域を扱っている方だと強いのでしょうね。

とりあえず、今は試験のことは忘れてしまいたいと思います。
一次試験が免除されるのは来年までなので、なんとか来年は合格したいと思います。




4.まとめ

中小企業診断士の試験は事例iv以外はコツをつかめば、たぶん6割くらいを超える解答を書けるようになると思います。
やはり鬼門は事例ivです。スピードと応用力が求められます。
来年は合格できるように頑張りたいと思います。

書籍「最強の経験学習」の感想




書籍『最強の経験学習』を読んだので感想を書きたいと思います。

1.本書を一言でいうと

経験を通じて効果的に学習し続けることが人生を豊かにする!

2.著者「デビッド・コルブ」について

 ハーバード大で社会心理学の博士号を取得しており、経験学習の理論を考案者です。1970年代に以下の4つのサイクルによる経験学習のモデルを考案しています。本書ではさらにそれを9つの学習スタイルとステップに拡張して説明しています。
・積極的な行動
・具体的経験
・内省的検討
・抽象的思考

3.4つの経験学習のステップ

 著者は”経験こそが学びの入り口である”と述べています。自分が人生を通じて”学習者”であるというアイデンティティをもって、経験学習の四つのサイクル(具体的な経験→内省的検討→抽象的思考→積極的な行動)を回すことで、新しい学びを得ることが出来るということを主張しています。著者は”学ぶためには自分はそのことを「知っている」という確信を手放す必要があります”と言っています。確かに、普段の生活や仕事について、分かったような気になっていることで学習の機会を逃していることはよくあるように思います。例えば、子供の頃や新入社員の頃は、分からない前提で物事を見ることが出来て、自ら考え学ぶ機会が多かったように思います。それが経験を重ねるにつれて、分かっているような気になって疑問も持たずに見過ごしていることがたくさんあるということに気づきました。
自分の経験を学習につながるためには、以下の学習サイクルを意識して、学習者として謙虚に物事を見ることが大事だと思いました。

4.9つの学習スタイルについて

 著者は人には9つの学習スタイルがあると説明しています。それぞれのスタイルには得意なことや苦手なことがあります。人は経験から得意な学習スタイルを偏って使ってしまっています。それは、キャリアを形成する上で重要なことではなあるのですが、全てのスタイルを状況に応じて使いわけることで、経験を通してより深い学びを得られると説明しています。
本書には「学習スタイル判定表」があり、自分の得意な学習スタイル、苦手な学習スタイルを知ることが出来ます。私の場合は「検討」「想像」「思考」のスタイルを使うことが多いように思いました。逆に「決定」「経験」「開始」など苦手かもしれません。考え過ぎて行動に移すまで時間がかかることが多いように思いますので、意識的に苦手なスタイルを使って行動的になりたいと思いました。
 本書では、それぞれのスタイルの特徴(得意なこと、苦手なことやコミュニケーションスタイル)、どうしたらそのスタイルを強化できるのか、といった内容が記載されています。自身の得意なスタイル、苦手なスタイルを理解するためのチェック表もありますので、本書で自分のスタイルを知って、苦手なスタイルを克服する方法を知ることができます。

5.学習の柔軟性を手に入れて人生を変えるにはどうすればよいか

 人はどうしても得意な学習スタイルに偏ってしまいますが、より人生を豊かにするためには学習スタイルの柔軟性が重要であると著者は述べています。柔軟性を身に付けるための方法としては以下が挙げられています。

①マインドフルネスを取り入れる

 著者は学びの入り口である「経験」を、自身の学習に活かすために、意思的な方法で経験から先入観を取り除くことが大事であり、そのためには、マインドフルネスが有効であると述べています。マインドフルネスは瞑想を利用し、今この瞬間に起こっていることに注意を向けて、心を鎮めることです。マインドフルネスは思考や習慣による自動的な反応を減らし、先入観を取り去って「今ここ」を意識することに役立ちます。心身の健康への効果が注目されていますが、自身の学習プロセスをより効果的なものにすることにも役立つのであれば、マインドフルネスは是非習慣として取り入れたいですね。マインドフルネスはYoutubeなどに方法がたくさん説明されていますのでご興味のある方は調べてみてください。

②学習サイクルの各ステップを意識的に使う

 “学習サイクルを指針として意図的に学びに使用する”ことも柔軟性をあげるために必要です。特に意識せずに過ごしていると、どうしてもいつも通りの思考や方法で学習のプロセスを進めてしまうと思います。あえて、「今は経験するスタイルを使っている」「次は検討するスタイルを使おう」などと学習ステップを意識することで、学習スタイルの柔軟性を身に付けることができるとのことです。

③焦らず小さな一歩から

 柔軟性を高めるためにはコツコツと経験を積む必要があります。焦らずに少しずつ日々の積み重ねが大事です。三日坊主になってしまわないように、自分が少しでも出来たことがあれば、しっかりと自分を褒めてあげながら着実にステップアップしていきましょう。




6.まとめ

 読んでいて共感する部分も多く、納得感が高い本でしたが、9つ全ての学習スタイルを理解して、日々実践するというのはなかなかハードルが高いように思いました。まずは、自分が特に苦手としているスタイルを意識的に取り入れられるようにしたいと思いました。最終章に「学習スタイル別のまとめ」が載っていますので、それを見返しながら、意識づけていきたいと思います。

感想と考察:共感経営「物語り戦略」で輝く現場




書籍『共感経営「物語り戦略」で輝く現場』を読んだので感想を書きたいと思います。

1.本書を一言でいうと

VUCAワールド(変化が激しく・不確実・複雑・曖昧な世界)では、机上の分析よりも現場の「共感」にもとづく物語り経営戦略が大事!!

2.著者「野中郁次郎」について

知識経営の生みと親としていられており、世界的に知られている経営学者の日本人です。
著書に「知識創造企業」があり、ナレッジマネジメントのモデルを「SECIモデル」として理論化しました。
SECIモデルは暗黙知から形式知として知識を共有し、更に形式知から新しい暗黙知を創造するという、知識創造のスパイラルを示したものです。

3.日本企業の三大疾病

日本企業はいま、「オーバーアナリシス(分析過剰)」、「オーバープランニング(計画過剰)」、「オーバーコンプライアンス(法令順守過剰)」という三大疾病を陥って活力を失っていると著者は主張しています。それは1990年代以降、アメリカ流の分析的経営に過剰適応したことが原因となっているとのことです。本書はその三大疾病に陥っている会社に必要とされているのは物語り戦略であると主張しています。
 正直言って、私はこの主張には違和感がありました。私は顧客との接点が多い現場よりの職場で品質保証に関する業務をしていますが、自社について、分析不足や計画不足だと感じることはありますが、過剰だと思ったことはありません。また、法順守が過剰という状態がどのような状態であるか、イメージが出来ませんでした。
 しかし、本書を読み進めると、著者が主張する分析過剰、計画過剰とは、本社の企画部門などの現場から離れた組織が、ファイブフォース分析などの静態的な分析を行って、顧客や現場の感覚からかけ離れた計画を立てるような場面を想定されていることがわかりました。確かに、現場を知らない人が机上の空論や、顧客のことではなく社内のしがらみやメンツなどを重視したような計画が下りてくることは企業では良くあることだと思います。特に大企業であれば、なおさらその傾向が強いのではないでしょうか。
 このような三大疾病に陥っている会社が活気を取り戻すヒントとなるような事例が多く紹介されています。

4.「物語り戦略」を実践していくには

 本書では様々な企業の事例を「共感」という切り口で紹介しています。そこには、顧客との共感、地域社会との共感、社員との共感など、様々な形の共感があります。様々な関係者との共感を通してイノベーションを起こした事例が多く紹介されています。
 私なりに本書を読んで会社で実践できそうなことを考えました。

①共感の「場」をつくる

 著者は新しい知の製造の起点は、SECIモデルにおける共同化における「共感」であると述べています。SECIモデルが提唱されたころの日本企業では共感がごく自然にされていたので、表出化が重要視されていたが、現代では共同化が重要とのことです。
 最近はリモートワークが多くなり、オフィスで同僚と仕事について語り合うような場面は少なくなっています。先輩社員や上司からの指導も、10年、20年前に比べると、仕事終わりに飲みに行くというような機会も減っています。確かに暗黙知を暗黙知として伝えるような場面というのは少なくなっているように思います。また、直接業務で関係しない社員と顔を合わせる機会も減り、予期しないような仕事上の出会いも減っています。
 今後は意図的に社員が顔を合わせて語りあうような「場」を作る必要があると思いました。その際は、1対1や3人等の少数のほうが良いかもしれません。本書でも人と人が向き合いペアになると共感が生まれやすいということが記載されていました。「場」の形については、かつては飲み会の場などもよかったと思いますが、最近は飲み会が好まれない場合もありますので、どのような形の「場」を設けるかは検討が必要だと思います。1 on 1のミーティングや、Webでの対話、小人数での議論の場や課題に取り組み小集団(QCサークル)を設けたり、ゲームやスポーツを一緒にするなど、「場」を積極的に設けることで「共感」が生まれる環境を整えるとよいのではないでしょうか。

②「共感」できる目標とビジョンを共有する

 リーダーは、“メンバーの誰もが「面白い」と共振・共感・共鳴できる目標を設定”することが大事だと本書では述べられています。メンバーの誰もが共感できる目標を考えるというのはなかなかに難しいことだと思います。会社の存在意義をもとに、会社がどのように社会に貢献しているのか、どのような存在意義を示していくのか、というところが明確になって、社員に共有されていると、社員の共感を得られる目標が立てやすいのではないかと思いました。
 また、本書では”「究極の理想像」を想定し、そこに至るロードマップを示す”とありましたが、これはビジョンを設定して、ビジョンに向けてのロードマップを示すことに他ならないと思います。会社のビジョン、チームのビジョンなどを共有し、どのような方法でその状態にたどり着くのか、現状はどの位の進捗なのか、などをメンバーに共有することで、メンバーのやる気を高め、主体性を強めることが出来るのではないでしょうか。

③思考の往復(部分と全体、サイエンスとアート)を意識づける

 本書ではイノベーションを起こすためには、発想をジャンプさせる非連続な「跳ぶ仮説」が必要であると主張しています。「跳ぶ仮説」は”部分が綜合されて全体の概念となり、その全体の概念のなかで部分を位置づけたとき、部分の見方が変わって、発想がジャンプする”と生まれると主張しています。木をみて、森を見て、もう1回木を見ると、また違った発想が生まれるということです。
 また、物語り戦略はアートとサイエンスの綜合であり、”アートとサイエンスはどちらか一方の二項対立ではなく、サイエンスで超えられない壁をアートで突破し、アートだけでは出てこない解をサイエンスで求めるという具合に相互補完的であり、ダイナミックな二項動態の関係にあります”と述べています。
 物語り戦略でイノベーションを起こしていくには、部分と全体の視点で思考を行ったり来たりさせることや、アートとサイエンスの視点で思考を行ったり来たりさせることが必要です。長年同じ業務をしていたり、自分の思考のスタイルが固定されてしまっていると、なかなかこのように視点を変えることは難しいかもしれません。意識的に、「もっと高い視点から俯瞰的に考えてみよう」とか、「アートの側面から考えてみよう」とか思考を切り替える必要があるように思いました。私に関しては、もともと理系で、サイエンス的な考え方に偏りがち、というか、そもそもアート思考とはどのように考えるものなのかわかっていないので、今後勉強したいと思いました。




5.まとめ

 物語り戦略を実践するためには、共感を生む「場」を設けること、共感できる目標やビジョンを共有すること、思考の往復(部分と全体、サイエンスとアート)を意識づける、が大事だと思いました。
 一方で、日々の業務で手一杯で新しい取り組みをする余裕がない、という状況もあると思います。イノベーションを生み出すには時間的、心理的余裕が必要です。本書でHILLTOP社の事例が紹介されていましたが、ルーチンワークを自動化するなどして、社員がより創造的な仕事にあてる時間を生み出すということも、進めていく必要がある感じました。

6.本書を読んだ方にお勧めの本

 本書の物語り戦略に近い内容だと思いますが、もう少し分析的な側面が強めな本だと思います。

カフェインレス生活のススメ




カフェイン断ちをした体験と、カフェインレスコーヒーのおすすめを紹介したいと思います。

1.なぜカフェイン断ちをしたのか

最近、自動でコーヒー豆を挽いてコーヒーを淹れてくれる、全自動コーヒーメーカーを購入しました。
在宅ワークで少しでも心を癒す方法を模索してコーヒーメーカーを購入したのですが、豆から挽いたおいしいコーヒーが自宅で飲めるということで、毎日水を飲む如く、コーヒーで水分補給するような日々を過ごしていたしました。
毎朝タイマーでMAX4杯分のコーヒーを作って、なくなったら、もう1回4杯分作ったりしていたので、だいたい一日5~8杯分くらい飲んでいたかもしれません。
朝からコーヒーの香りで目覚められるのは本当に最高でした。
(ただし、豆を挽く時の音が結構大きいので、音でビックリして目が覚めてしまうので、タイマーで作る時は、粉から淹れたほうが良いです。)

しかし、コーヒーメーカーを購入してから数日経ってから、朝の疲れが取れない、なんだか不安感を強く感じて精神的に安定していないような状態に気づきました。
当初は理由が分からず「仕事が忙しいからか?」と思っていましたが、ある日スマートウォッチGarminの画面に「夜寝る前にカフェインを含む飲料を飲むのは控えましょう」というような注意表示がされました。
私はGarminのスマートウォッチを寝る時に付けていて、睡眠の質などを計測しているのですが、最近睡眠の質が悪いので、Garminが考えられる原因を提示してくれたのだと思います。

実際、朝から晩までコーヒーを飲みまくっていので、思い当たる節がありまくり、カフェインを取ることでどんな影響があるのかネットで調べ始めました。
そしてDaiGoさんとセイキンさんの以下のYoutubeに辿りついたのです。

人生変わるカフェイン断ち入門

説明されている症状がまんま自分に当てはまるので、カフェイン中毒っぽい状態なんだな、と思いカフェイン断ちをしてみることにしました。

2.地獄のカフェイン断ち

カフェイン断ちをすると、離脱症状があるそうです。眠気や頭痛、ひどい場合は吐き気などもするとのこと。
平日は仕事中にコーヒーをガブガブ飲んでますが、休日はあんまり飲まずに過ごすことがありました。
言われてみると、確かに休日コーヒー飲まずにリラックスして過ごそうとする日に限って、目の奥がズンズンするような頭痛に悩まされていた気がします。
あまりに目の奥が痛むので、目の病気かと思って眼科に行ったこともあったのですが、その際は原因が分からず眼精疲労の目薬をもらって帰ってきたのでした。
で、ふと気づくといつの間にか痛みがなくなっていたりしたのですが、それはコーヒーとかでカフェインを摂取したことで離脱症状が緩和されたのかもしれません。

思い立ったが吉日ということで、早速カフェイン断ちを始めました。
コーヒーや緑茶、紅茶、エナジードリンクなどカフェインを含むものは一切飲まないと決めて、代わりにルイボスティーや麦茶を飲むようにしました。

すると、1日目から早速、眠気と激しい頭痛に襲われました。
その日は出社していたのですが、眠気と頭痛で仕事にあまり集中できませんでした。
「これは健康な体になるために必要な痛みなんだ!!」と自分に言い聞かせて我慢していたのですが、カフェイン断ちのせいだと知らずにこの頭痛に襲われていたら、風邪か何かだと思って病院行っていたと思います。
会社にいたので、仕事を続けられましたが、在宅ワークだったら仕事止めて寝ていたと思います。

2日目も、1日目と同様に頭痛が凄かったです。朝寝起きはあまり頭痛がないのですが、出社してオフィスに着いたころからどんどん痛みが増していって、夕方から夜にかけてが本当に辛かったです。
頭痛がきつすぎて吐き気がしてくる、というレベルで、仕事がある日にやるものではないと思いました。

3日目になって、少し頭痛が和らいできました。
相変わらず、夕方ごろにかけてどんどん痛みが増すのですが、2日目に比べればかなり治まってきました。

4日目は、ほとんど頭痛が気にならないレベルになりました。
更に、4日目から朝の目覚めが良くなった気がしました。
Garminにはボディバッテリーという、身体のバッテリー残量を表してくれる機能があるのですが、それが久しぶりに100%近くまで回復しました。それまでは、寝ても70%とか酷いと50%とかまでしか回復していなかったので、実際に睡眠の質が改善されたようです。

ということで、私の場合は4日間くらいで離脱症状から脱出することが出来ました。
始めの1~3日目はかなり苦しかったので、出来るだけ休みの日などにやったほうが良かったかなーと思いました。
ただ、頭痛の原因がカフェインの離脱症状だと分かっているので、「これを乗り切って健康になるんだ!!」と前向きにとらえることが出来たのが、乗り越え得られた要因だと思います。

3.カフェイン断ちの効果

①睡眠の質の向上

朝、「よく寝た」という充実感を感じることが多くなりました。カフェイン断ちしてから1週間くらいは凄くスッキリ起きれている、という実感が特にありました。ただ、それ以上経過すると感覚が慣れてきて、当初ほどのスッキリ感はなくなりました。
とはいえ、Garminのボディーバッテリーも睡眠後に100%近くまで回復するようになっていますので、睡眠の質は確実に向上していると思います。

②精神の安定

精神の安定は2日目くらいから実感しました。カフェイン取りまくっていたころは、常にそわそわしたような感じがありましたが、感情がニュートラルな感じになるというか、あまり焦ったり不安に感じたりすることがなくなりました。
感情の起伏が平坦になったような感じで、精神が安定しているのを実感しました。

③体臭の軽減

予想していなかった効果なのですが、体臭が減ったと思います。カフェインを取りまくってたころは、仕事から帰って脱いだ肌着から汗くさいような独特な臭いがしていました。「これが加齢臭というやつか。。」と思っていたのですが、カフェイン断ちをしてから、その匂いがしなくなりました。カフェインを取り過ぎると交感神経が優位になるので、脇汗とかをかきやすい状態だったのかもしれません。

4.カフェインレスな生活へ

カフェイン断ちをしたことで良い効果が得られたことと、もう二度とあんな地獄のような頭痛と戦いたくないという思いで、あれから3か月以上、カフェインレスな生活を送っています。
全くカフェインを取らないわけではなく、カフェに行ったりすれば普通にアイスコーヒーを飲むこともありますが、一日1~2杯程度に抑えるようにしています。

ただ、もともとコーヒーは好きだったので、普段はカフェインレスコーヒーを飲むようになりました。
会社にも水筒にカフェインレスコーヒーを入れて持っていくようにしています。
始めのうちは、何か物足りないような味に感じていましたが、慣れれば全く気になりませんし、ほとんど普通のコーヒーと区別つかないくらいおいしいカフェインレスコーヒーもあります。
カフェインの抜き方にもいろいろな方法があるようですが、最近は有機溶媒などではなく、水でカフェインだけを抜き取る方法が主流のようです。カフェイン以外の成分は残っていますので、コーヒーのポリフェノールなどはカフェインレスコーヒーでも摂ることができるようです。

私が良く買うカフェインレスコーヒーを紹介します。
コーヒーに詳しいわけでも、味に強いこだわりがあるわけでもないので、語彙力がヤバいですが許してください。

  • AGFブレンディレギュラーコーヒーやすらぎのカフェインレス

普段はAGFのカフェインレスコーヒーを飲んでいます。比較的お手頃な値段であるということと、普段ブレンディを飲んでいた自分としては、その味に近くて違和感なく飲めるというところが良いです。あんまりスーパーで見かけないので、Amazonで買いだめしています。

  • ウィンドファーム有機栽培カフェインレスコーヒー豆

ちょっと贅沢においしいコーヒーを飲みたいときはこちらを買っています。
豆と粉どっちも飲んだことありますが、どっちもおいしいです。
ちゃんとおいしいコーヒーの味がするのに、カフェインが99.9%カットされているということで、すごいです。(語彙力)
本当は普段からこれにしたいところですが、私の給料ではお値段的に普段からがぶ飲みするのにはちょっと厳しいので、おいしいケーキを買ってきたときとか、ここぞというときに飲むようにしています。
Amazon以外では近所の成城石井で売っていました。

  • ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス

コーヒーマシンを使って淹れるのが面倒な時用にインスタントコーヒーも常備しています。近所のスーパーにも売っています。味もそんなに悪くありません。普通のインスタントコーヒーより、「若干お菓子のコーヒー味っぽいような味がするかな~」という感じですが、おいしく飲んでます。

普通のスーパーやコンビニでもカフェインレスのコーヒーは何か1つか2つくらいは取り扱ってることが多いです。私の生活圏では成城石井が品ぞろえが多かったです。KALDIもいくつかありましたが、輸入品とか若干お値段が高めのものが多い印象を受けました。(近所の店の品揃えが良くなかっただけかもしれません)
無印良品にもカフェインレスコーヒーが売っていますね。無印のカフェインレスコーヒーもおいしいです。

あと最近、思い出作りに奮発して星野リゾートのホテルに1泊したのですが、コーヒーマシンにエスプレッソとかアメリカンとかと同じ感じで、「カフェインレスコーヒー」のボタンがあって感動しました。
なんというか、そういうニーズもちゃんと把握している感じが流石だな~と思いました。




なんとなく疲れが取れない、不安な感じがする、という方で、コーヒーやエナジードリンクを普段からたくさん摂っている方はカフェイン中毒になっているかもしれません。
カフェイン断ちをしてカフェインレス生活をしてみてはいかがでしょうか。

ブログ名の変更

これまで「資格勉強と筋トレのすすめ」として、主に資格の勉強方法や筋トレのための栄養などについて記載してきましたが、
あまり新しいネタが無くて更新が滞っていたので、資格勉強等に限らず、日々感じたことや共有したいことを書くブログにしたいと思いましたので、ブログ名を変更しました。
新しいブログ名に特に深い意味はなく、ウォンバットが好きであること、少しでも普段の悩みなどを解消できるような情報を発信したいという思いで付けました。

サンプリングにおける√n + 1 の根拠




医薬品や食品の原料などから抜き取り試験をする際に、1ロットの複数個(n個)の個装のうち、何袋からサンプリングをすれば、ロットを代表するサンプルとして妥当かといった時に、√n + 1の個装から抜き取れば妥当である考えることがよくあります。
「√n+1でサンプリングしている」といえば大体業界の常識的に問題ないと判断されることが多いように思いますが、その根拠を個人的にあまり理解できていなかったので調べてみました。

ネットで√N+1の根拠を探してみると、意外と明確に記載しているサイトになかなかたどり着くことができませんでした。検索の仕方が悪いのかもしれませんが、日本語で分かりやすく説明されているサイトにはたどり着くことができませんでした。英語のサイトとなりますが、明確に√n + 1の妥当性について論じているページがありましたので以下にリンクを貼ります。

Statistical Solutions: Square Root of (N) + 1 Sampling Plan
Is the square root of (N) + 1 a statistically valid scheme?
Oct 02, 2009  By Pharmaceutical Technology Editors
Pharmaceutical Technology
Volume 33, Issue 10

http://www.pharmtech.com/statistical-solutions-square-root-n-1-sampling-plan

PharmaTechの論文となりますが、内容としては、√n + 1のサンプリングをすれば、ANS/ASQ Z1.4(JISだとJIS Z 9015-1)の通常検査水準1でのサンプリングによる、なみ検査の1回抜取方式においてAc(合格判定数)=0、Rc(不合格判定数)=1の時のAQLと同等となるため、√n + 1によるサンプリングは妥当ということです。
なお、サンプル数が小さい場合は、√n + 1のほうがより厳しい条件となるようです。
また、FDAの査察マニュアルにおいても√nでの抜取りが推奨されているとのこと。
詳しくは上記のリンクを参照ください。




場合によってはより厳しい抜き取り検査が必要になる場合もあるかと思いますが、とりあえず、√n + 1での抜取りはAQLに基づいた根拠があるということがわかりました。

TOEIC SWを受けました。

2018年10月14日TOEIC SWを初めて受験してきました。

1.TOEIC SWとは

TOEIC SWはスピーキングとライティングに関する試験となります。
TOEICといえば、リスニング&リーディングの試験を受けたことがある方は多くいらっしゃると思いますが、TOEIC SWの存在は知っていても受験したことがある方は少ないのではないでしょうか。リスニング&リーディングの試験の2017年度受験者数が約270万人ということですが、TOEIC SWの受験者は2017年度で約3万8千人とのことですので、受験者数にかなり差があります。
恐らく、まだリスニングとリーディングの試験に比べると一般に広く認識されておらず、就職活動や昇進などで評価されることも少ないため、受験者数も少ないのかもしれませんが、年々、確実に受験者数が増加しています。英語を書くことや話すことが求められる職場では、今後SW試験での評価なども導入されていくのではないでしょうか。

試験の採点はSpeakingとwritingの点数が200点満点でそれぞれ評価されます。コンピューターに向けてヘッドセットをつけて話す、コンピューターの入力画面へ回答を入力するという形式で試験が実施されます。
スコアの目安は公式ページを参照ください。
スピーキングが約20分間、ライティングが約60分間の試験となります。

私は仕事で英語を書いたり話したりする必要が増えてきましたので、自分のライティングとスピーキングの能力を向上させるべく、今回初めて受験してみました。

2.試験対策

試験対策ですが、リスニングとリーディングの試験に比べると受験者数が少ないこともあり、手頃な本や、対策講座などはあまり数が無いと感じました。
今回の試験のために事前に勉強したことといえば、TOEIC公式ページのサンプル問題をやってみたことだけです。コンピューターでの試験ということで、どんな形式の問題が出題されるのか初めての場合は想像がつかないため、ぜひ、公式ページのサンプル問題を一度はやってみることをお勧めします。

また、今回の試験を受験後、しっかりと本腰をいれて勉強をする必要があると感じたので、BestTeacherというオンライン英会話でTOEIC SW対策コースを受講することにしました。
TOEIC SWに特化して、ライティングとスピーキングの勉強ができるオンライン英会話のコースがあるのは2018年時点では恐らくここだけではないかと思います。
BestTeacherの感想についてはこれから受講を進めて改めてブログに書きたいと思います。

3.当日の流れ

東京では、新宿とか秋葉原とか主要な町にいくつか試験会場があり、試験の申込時に自分で試験会場を選択します。私が申し込んだのは締め切りが近づいてからでしたので、新宿などいくつかの受験会場は満席となっていました。今回は飯田橋の試験会場を選択しました。

当日は試験会場に着くと、まず待合室のような場所で試験開始まで待たされます。飯田橋の試験会場は雑居ビルのワンフロアを借りている感じで、待合室が結構窮屈に感じました。20人くらいが狭い部屋で待たされるので妙な空気感でした。試験会場によってその辺は違うと思うので、次は広そうな試験会場を選ぼうと思いました。
受験者は女性のほうが若干多いかなという感じで、年齢層は大学生くらいの方から4,50代と思われる方まで様々でした。

時間になると身分証明書を提示して順番に受付を開始して、一人ずつ写真を撮ります。その場で撮った写真がスコア表の写真となります。
写真の撮影が終わった方から順にコンピューターを置かれた席へ案内されて、記載された案内に従って順次試験を開始します。
始めはスピーキングの試験からで、ヘッドセットのマイクに向かって、英語を音読したり、質問への受け答えをすることになります。早く受付した方のスピーキング試験の声が受付待ちをしている人にも聞こえます。また、スピーキング試験が終わった方はそのままライティング試験に取り組みだすので、受付が遅いと皆さんがライティングの試験中に自分のスピーキングの声が聞こえる状態になります。皆さんライティング試験に集中しているので気にする必要はないかもしれませんし、スピーキングに自信がある方は全然問題ないと思いますが、私のようにスピーキングに苦手意識があって人に聞かれるのは恥ずかしいという方は、ちょうど中間くらいの順番で受付したほうが恥ずかしい思いはしなくて済むと思います。笑
ライティングの試験が完了したら、終わった人から順次退室して終了となります。

試験問題の形式はTOEICの公式のサンプル問題の通りですので、サンプル問題をやっていれば戸惑うことはないと思います。

4.試験結果

約1か月後に結果が出ます。私の今回の試験結果はスピーキングは90点、ライティングは110点でした。
スピーキングでは「えー。。。あー。。。」とか言って考える時間が多く、答え切ることができない問題もあったので、この程度かと。。
次はもう少し頑張ってスピーキングもライティングも130点以上取れるように頑張りたいと思います。
問題の形式を知って、それに特化した勉強をすれば、スコアはもう少し伸ばせるのではないかと思いました。

以上、初めてのTOEIC SWの試験の報告でした。
次はもう少しいいスコアが取れるように勉強して臨みたいと思います。

システム監査技術者試験対策 勉強法




2018年4月15日実施の情報処理技術者試験で、システム監査技術者試験に合格しましたので、対策に使用した本と勉強方法を紹介していきたいと思います。

1.おすすめの本

重点的に使用したのは以下の本です。
午後2の論文についても詳しく対策方法が記載されており、模範解答も多く掲載されているのでこの本を選びました。

  • 2018 システム監査技術者「専門知識+午後問題」の重点対策 (専門分野シリーズ)

2.午前1・2対策

私は直近の高度情報処理試験の合格が2年より前であるので、午前1も対象となることから、午前1・2の過去問についてはiPhoneのアプリで通勤時間に過去5年分を2周勉強しました。
また、午前2については上記の本に問題と解説がありますので、上記の本の問題も2周解きました。
午前1の内容を思い出すのには若干苦労しましたが、午前2の内容については正直言ってさほど難しいものはなく、用語の暗記(数もそれ程多くない)と一般常識で対応できるものが多いように思います。
試験の結果は午前1は81.6点、午前2は80.0点だったので、応用情報処理以上の資格を取得している方であれば、午前対策は通勤時間などを活用した勉強で十分対応可能だと思います。

3.午後1対策

午後1対策については、記述式の問題であるため、暗記をするようなことは少なく、定められた文字数で如何に簡潔な回答を書くかの練習となるかと思います。
そういった意味では、模範解答が記載されており尚且つどういった点がポイントとなるかまで解説されているので上記の本がとても役立ちました。午後1については、この本に掲載されている問題は2周ずつ解いて、だいたいどんな感じで回答すればよいのか感覚を掴むつもりで勉強しました。
上記の勉強法で試験の結果は午後1は73点でしたので、まぁ悪くはなかったのではないでしょうか。

4.午後2対策

午後2対策については、論文の書き方、組立て方を順序だててわかりやすく記載されているので、読みながら自分で論文を一度書いてみました。午後2は時間との勝負となりますので、論文で自分がどのシステムのどの業務について書くのかということは予め決めておくことを強くおすすめします。業務とシステムの説明は必ず書くことになりますので、600字くらいの定型文として本番ですらすらと書けるようしておくことが重要だと思います。
そのうえで、過去問を見ながら、「こういう問題が来たら、こういうことを書こう」というのを10年分くらいの過去問でイメージトレーニングをしていました。本来であれば、実際に論文を書いたほうがよいのかもしれませんが、時間が十分にとれなかったので、大体の回答の方針が決められれば後は肉付けするのみとして、実際に論文を書くことはしませんでした。
また、論文の添削サービスも申し込んでみたのですが、結局ギリギリすぎて添削の期限に間に合わず断念しました。確か1万円位したのですが、、計画不足でした。定型文の部分だけでも添削してもらっておくと自信をもって書けると思うので、添削サービスを利用するのは大いにありだと思います。

午後2では2問中1問を選択して回答するのですが、2018年度の試験では「問1.アジャイル型開発に関するシステム監査について」と「問2.リスク評価の結果を利用したシステム監査計画の策定について」という問題で私は問2を選択しました。アジャイル開発を実際にしたことがなく、問2のほうがとっつきやすい印象だったからなのですが、問1のほうが「設問ア.システム・業務の概要説明」「設問イ.どのようなリスクを想定し、コントロールすべきか」「設問ウ.監査手続きについて」というお決まりのパターンで、問1のほうが回答しやすかったかなーと後で結構後悔しましたが、ある程度書いてしまっていたので、腹を据えてなんとか文字数を埋めるべく、頑張りました。午後2は途中で選択問題変えている時間はないので、問題を決めて取り掛かったら腹を決めて書き切るしかないです。
午後2の回答では思いついたことを列挙するような取り留めのない書き方になってしまったような気がして、正直言ってかなり自信がありませんでした。合格発表までまさか合格とは思っていなかったのですが、諦めずに必死で書いた思いが採点者に伝わったのかなと思います。なので、午後2は多少文章がとっ散らかってしまっても、問題の主旨からそれずに文字数を十分埋めるということが大事だと思います。たぶん!




以上、2018年の試験のシステム監査技術者試験の対策について記載しました。
情報処理技術者試験は必須で欲しかったのはシス監だったので、以降は他の資格試験の日程との兼ね合いを見ながら受験を検討したいと思います。せっかくだからITストラテジストとプロマネも挑戦したいかなーとも思い始めました。

筋トレと有酸素運動の順番




筋トレを始めた人から、「筋トレと有酸素運動のどちらを先にやれば効果的か?」という質問をされることが多いので、筋トレと有酸素運動の効果的な実施方法について説明したいと思います。

1.筋力の増加には有酸素運動は不要?

筋トレと有酸素系のトレーニングのどちらを先に実施するかで、筋力の増加について優位な差はないという論文があります。更に、筋力の増加だけに焦点を当てると、筋トレと有酸素運動を組み合わせた場合よりも、筋トレのみを行ったほうが筋力は優位に増加したという結果になっています。ダイエットが目的であれば、有酸素運動はとても効果的ですが、筋力を増加させることを目的とするのであれば、有酸素運動はせずに筋トレのみを行ったほうが効果的であるようです。

では、筋肉をつけることを目的としているのであれば、有酸素運動は不要なのでしょうか。

2.健康を保つためには有酸素運動は必要!

筋力の増加には有酸素運動はむしろマイナスの効果をもたらすということでしたが、筋トレだけをしていると、動脈硬化症のリスク(動脈硬化度)が高まると言われています。動脈硬化度が高まると、狭心症などの循環器系の疾患のリスクが高まります。そして、動脈硬化度は有酸素運動によって低減することができることが研究からわかっています。
筋トレと有酸素運動を組み合わせることで、動脈硬化度はプラスマイナス0になると考えられており、特に、筋トレ⇒有酸素運動の順番でトレーニングをしたほうが動脈硬化度が下がることが研究で分かっています。

以上より、例え筋肉をつけることのみを目的としている場合であっても、健康的に筋肉をつけるためには、筋トレ⇒有酸素運動の順番でトレーニングを実施することが良いと思います。

3.筋トレ後の有酸素運動はどの位やればいいのか?

では、筋トレ後の有酸素運動をどの位の強度で、どの位の時間をやればよいのかというと、健康を保つことが目的であれば、話しながらでもできる程度のジョギングやウォーキング等を、30分以上できれば良いと思います。30分未満の運動よりも30分以上の運動のほうが動脈硬化度は低減されたいう研究結果があります。ただし、30分未満では効果が無いということではないので、時間が許す範囲で10分だけでも取り入れることは大切だと思います。脂肪燃焼にもこの程度の強度の運動が効果的ですので、健康的に引き締まった筋肉を身につけるためには、筋トレ後に30分以上のウォーキング等をお勧めします。